【ポケモンコラム】ポケモン好きとは何か。ぽこポケで自分のポケモンの原点に気付いた話

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※注意!※
この記事には『ぽこ あ ポケモン』の最序盤のネタバレがあります。
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(1コ目のポケモンセンター修復が済んでいれば問題ありません。)

ぽこ あ ポケモン

 

 

はじめに

「自分は本当に『ポケモン好き』なのか?」

 

そんなことを本気で考えたのは、

2026年3月のことだった。

 

きっかけは、ポケモン外伝作品

『ぽこ あ ポケモン』の発売だ。

 

このゲームはポケモン×マイクラ×どうぶつの森のような感じで、

自分の拠点や家具をクラフトしながら、

色々なポケモンたちとのスローライフを楽しむ内容のゲームシステム。

 

この『ぽこポケ』の発売前後、ポケモン界隈はかなり盛り上がっていた。

発売前にも「ぽこポケ楽しみ〜!」というような声を多く聞いた。

 

そして発売日を迎えると、

Xにはたくさんの感想ポストやイラストで溢れかえり、

YouTubeを開けば多くの人が配信で楽しそうにはしゃぎながら遊んでいる。

 

ボクの周りの知り合いや友だちも、

がっつりとハマって長時間プレイをし続けているヘビーユーザーが多い。

 

このように、ポケモン好きな多くのゲーマーの心を

鷲掴みにしたのがこの『ぽこポケ』である。

 

しかし不思議なことに、ボクの心はそこまで動かなかった。

 

興味は、決して無くはない。

しかし「絶対買いたい!」「今すぐ遊びたい!」というほどでもない。

 

その違和感が、妙に引っかかった。

 

そして、そこから負の思考のループが始まるのだった。

 

 

3日間のモヤモヤ

この違和感は、思った以上にボクの中で大きなものだった。

 

ぽこポケを買うかどうか、数日間ずっと悩み続けていた。

 

「ポケモン好きなら普通は新作発売でワクワクするはずでは?」

「ボクは実はポケモンが好きじゃないのでは?」

 

そんな極端な考えまで浮かんできてしまった。

 

しかも、みんなで楽しそうに遊んでいるポケモン界隈を

見れば見るほど、余計に考え込んでしまう。

 

多くの配信者がぽこポケを楽しそうにプレイしている。

ポケモンが好きな人たちが、ポケモンを楽しんでいる。

 

それでも、

ボク自身はあまり食指が動かないでいた。

 

興味をそんなに抱かない自分自身に対して、

苛立ちすら感じた。

 

「もう、自称する資格すらもないんじゃない?

 『ポケモン好き』。」

 

そんな言葉すら頭によぎった。

 

 

自分は本当にポケモン好きなのか?

ボクは普段、『ポケモンだいすきVTuber』を名乗って活動している。

 

YouTubeでポケモン系の配信や動画投稿をし、

ポケモン情報ブログ(当ブログ)の発信なども行なっている。

 

にも関わらず、

今回の新作ポケモンゲームにそこまで興味が湧かない。

 

その事実が、頭の中で大きくなっていった。

 

さらに追い打ちをかけたのが、あるツイートだった。

 

内容を要約すると、

「ポケモン対戦勢はポケモンを道具扱いしている」

というような趣旨のものだった。

 

このツイートは界隈でも議論になっており、

これを見た『ポケモン自体も大好きな対戦勢』が異議を唱え、

最終的には炎上にまで発展していた。

 

しかしこれを見たボクは怒るよりも先に、

こう考えてしまった。

 

「自分はどうなんだろう?」

 

ボクはポケモン対戦が好きだ。

 

小学生高学年〜中学生辺りで一度離れたポケモンというコンテンツに、

ふたたび興味を持ち戻ってきたきっかけも対戦だった。

 

そして今、たとえば『Pokémon LEGENDS Z-A』ような作品は

外伝であっても心から楽しむことができた。

これは、捕まえたポケモンを本編に送れる=対戦でも使えるという側面がある点も大きい。

 

つまりボクに取ってポケモン対戦は、

ポケモンを好きになる入口だったのだ。

 

一方で、今回発売された『ぽこポケ』については

そこまで強い興味を抱いてはいない。

 

ここまでの要素を整理すると、

このような疑問が浮かんできた。

 

「ボクは『ポケモンのキャラクター』というよりも、

 単に『ポケモン対戦』が好きなのではないか?」

 

もしそうだとするのなら、

「ポケモンを道具扱いしている」

という意見も完全には否定できない自分がいた。

 

だとしたら、やはりボクは、

真の意味での『ポケモン好き』とは言えないのではないか?

 

そんな疑問が、頭の中に浮かび始めた。

 

 

自身と他のポケモンVTuberとの比較

さらに、身近にいたあるポケモンVTuberの方々のことも思い出した。

 

その方々は、ポケモン対戦だけではない。

 

ポケモンユナイトも、ポケカも、ポケモンGOも、外伝作品も。

沢山のいろんなポケモンコンテンツを楽しんでいる。

 

それに比べて、自分はどうだろう。

 

対戦。

色違い。

リボンコンプ。

オシャボ。

 

自分の好きな範囲は、かなり『ポケモン本編』に偏っている気がした。

 

「やはり自分は、ポケモン好きとして不完全なのではないか」

 

そんなことまで考え始めてしまった。

 

正直に言えば、その方々を見て劣等感も強く感じ始めていた。

 

 

ボクは『対戦ガチ勢』が好きではない

もう一つ、ボクの中にはモヤモヤがあった。

 

ボクはポケモン対戦そのものは好きだ。

 

しかし一方で、いわゆる『対戦ガチ勢』と呼ばれる人たちの

【一部の】空気は、正直あまり好きではない。

(あくまで【一部】である。)

 

具体的には、

・順位やレートで過度にマウントを取る

・自分の納得できないプレイに対し過剰に批判する(人格否定、知的障害者扱いなど)

・初心者やエンジョイ勢を見下す

・対戦をしないプレイヤーをバカにする

 

そんな態度を見ていると、

「たかがゲームの実力一つで偉くなったとでも勘違いしてるのだろうか、ダッサいなぁ」

と感じてしまうことがある。

 

特に障害者扱いは、その言われた相手だけでなく、

本当に障害を持っていて困っている人にとっても非常に失礼である。

そういう発言を平気で出来る人間のことは心から軽蔑している。

 

だからボクは、どこかでこう思っていた。

 

「自分はあのような対戦ガチ勢ではない、

 なりたくない、ならないようにしたい」と。

 

「強さを求めた先にそういう未来が待っているのだとしたら、

 別にポケモン対戦で強くならなくてもいい」と。

 

でも今回、ぽこポケの件で悩んでいるうちに、

別の疑問が浮かんできた。

 

「対戦ガチ勢は好きじゃないくせに、

 でも結局ボクが好きなのは『ポケモン』というよりも

 『ポケモン対戦』なのか?」

 

「であれば、

 それは結局『同じ穴の狢』なのではないか?」

 

対戦ガチ勢は好きじゃない。

でも対戦は好き。

 

この矛盾は、自分の中でかなり大きなものだった。

 

 

悩みに悩み続けた結果、ぽこポケを買った

3日ほど悩んだ末、ボクはぽこポケを購入した。

 

理由は単純だ。

 

このまま頭の中で考え続けて悩み続けるよりも、

実際に遊んでみた方が答えが見える気がしたからだ。

 

最初は恐る恐るプレイをし始める。

 

というのも、ボクはクラフト系ゲームがあまり好きではない。

 

どうぶつの森は64〜3DS時代の作品は好きだったのだが、

Switchの『あつまれ どうぶつの森』は

クラフト中心のシステムがあまり好みではなく、

早い段階で投げてしまった過去があった。

 

マインクラフトも同様で、

自由度が高すぎて自分が何をすればいいのかよくわからなくなり、

こちらも結局長くは続かなかった。

 

そんな経験があったため、

『ぽこポケ』も少し不安を感じながらのスタートだった。

 

しかし実際に遊んでみると、

思っていたほどのめんどくささはそんなにはなかった。

 

どちらかというと、雰囲気的にはマイクラよりどうぶつの森に近い。

 

どう森で色んなどうぶつたちと会話しながらスローライフを送るように、

ポケモンと触れ合いながら時間を過ごすゲームだった。

 

最初の印象としては、

「時間を忘れてのめり込むほどはちゃめちゃに

 楽しいというわけではないが、普通にポケモンの外伝としては面白い。」

そんな感触だった。

 

そしてプレイを始めて1時間ほど経った頃、

ある瞬間が訪れた。

 

 

心踊る『あるポケモン』との出会い

ゲームを開始してから、約1時間が経った頃。

ストーリー中にとあるポケモンが出現した。

 

カイオーガである。

 

カイオーガは、ボクが一番好きな禁止級伝説ポケモンだ。

 

ボクは特にホウエン地方のポケモン本編作品が大好きで、

ルビー・サファイア・エメラルド、

およびオメガルビー・アルファサファイアには強い思い入れがある。

 

そんなホウエン地方の禁止伝説であるカイオーガは、

ポケモン対戦でも何度も一緒に戦ってきた存在だ。

(主に禁伝解禁ルールが始まった剣盾〜SVにて。)

 

だから画面にカイオーガが現れた瞬間、

自然と心が震え上がった。

 

「うえぇえっ!?!

 カイオーガガチ!?!?

 超嬉しすぎる!!!」

 

その場面までぽこポケではフシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメといった進化前、

特にカントー地方のポケモンがメインで登場していたため、

こんなところでまさかホウエン伝説のカイオーガが来るとは、

という意味も含めての驚きだった。

 

そしてそのとき、

震え昂る自分の感情に気がつき、

ふと思った。

 

そうか、コレがボクにとっての

『ポケモン好き』

の正体だったのか、と。

 

 

ボクのポケモンの原点は「対戦」だった

ボクがポケモンに戻ってきたきっかけは、

ポケモン対戦だった。

 

小学生の頃、一度ポケモンから離れた。

でも、対戦をきっかけに興味を持ち、また戻ってきた。

 

今はポケモンのさまざまなコンテンツに興味を持っているが、

その根幹にあったのはやっぱりポケモン対戦。

 

ボクにとって、

ポケモン対戦はポケモンを好きになる入口だったのだ。

 

それなのに、ボクはどこかで

「対戦が好きな自分」を否定しようとしていた。

 

でも、それは必要のないことだった。

 

対戦が好きでもいい。

それも立派なポケモンの楽しみ方の一つだ。

 

 

ボクにとってのポケモンの楽しみ方とは

今回の件をキッカケに、

自分自身にとっての『ポケモン』がどのような存在なのか、

改めてよく考えてみた。

 

そして、気付いた。

 

ボクが好きなのは、ポケモン自体の『キャラクター性』よりも

『自分にとっての相棒感』だったのだ。

 

例えば、対戦で一緒に戦ったポケモン。

 

何度もバトルを重ねた相棒や、

色々考えて育てたポケモンたち。

 

他にも、色違いを粘って捕まえたり、

リボンコンプを目指して世代を跨いで連れて行ったり、

ボールやニックネームにこだわったり。

 

そうやって時間をかけて思い出を積み重ねてきたポケモンたちが

ボックスに並んでいるのを見ると、なんとも言えない満足感がある。

 

そういったポケモンたちと、

ポケパルレ・ポケリフレ・キャンプ・ピクニックなどの

機能で触れ合うのはとても気分が高揚する。

 

自分にとってポケモンは、

ただのデータではなく『一緒に歩いてきた相棒』なのだと思う。

 

 

『自分の好きなポケモン』を楽しむことが大切

ポケモンだいすきVTuberとして活動している以上、

「ポケモンとは何か?」を考える機会は、

これからもきっと何度もあると思う。

 

でも今回の出来事で、少なくとも一つだけははっきりした。

 

ポケモンの楽しみ方は、人それぞれだ。

 

キャラクターが好きな人もいる。

ストーリーで共に冒険するのが好きな人もいる。

対戦が好きな人もいる。

コレクションが好きな人もいる。

 

ボクの場合は、

・対戦

・リボンコンプ

・オシャボ

・ニックネーム

・それらの思い出を掛け合わせた相棒ポケモン

こういう楽しみ方だ。

 

そしてここからそのポケモンに対して、

「このポケモンの個性的な設定は?」

「ポケカでかわいいイラストあるかな?」

などと興味が膨らんでいくのだ。

 

だからこれから目指すべきは、

『対戦が好きな自分』を否定することではない。

 

自分の好きなポケモンの楽しみ方を、

そのまま発信していくことだ。

 

ポケモン対戦は楽しい。

リボンコンプは面白い。

オシャボは奥深い。

 

ポケモンの楽しみ方は、人それぞれだ。

 

ボクはこれからも、自分の信じる

『ポケモンの楽しみ方』と『ポケモンの愛し方』を信じて、

前に進んでいこうと思う。

 

ポケモンは面白いと、ボクの人生で証明していこうと思う。

 

 

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